1996年度
電子写真学会表彰
☆学会賞(第4回) 1件
河村孝夫 氏
(京セラ(株)顧問・技師長、1930年生)
受賞内容: a-Siはじめ無機系電子写真感光体の研究で成果を上げられ、また関西支部長、第17代学会長などを歴任、学会の発展と運営に貢献された。
☆功労賞(第4回) 2件
柿井俊一郎 氏
(岩崎通信機(株)顧問、1927年生)
受賞内容: 電子写真ダイレクト製版系の開発を通じ、ハードコピー技術の進歩に寄与され、また学会創成期から理事として学会誌編集、性能表示などに関わり、学会の発展と運営に貢献された。
江田研一 氏
(コニカ画像科学振興財団委員、1924年生)
受賞内容: ハードコピー技術の発展に寄与され、また第15代学会長として創立30周年記念事業を成功させ、学会の発展と運営に貢献された。
☆論文賞(第11回) 1件
村井和昌氏、小勝 斉氏、喜多伸児 氏
(富士ゼロックス(株))
「フレキシブルGCRによる高精度色変換− ニューラルネットワークによる高精度プリンターモデル」
電子写真学会誌、Vol.35(通巻115), p.115(1996)
受賞内容: 非線形応答特性を持つ4色プリンタのGCRを含めた色再現特性の精度良い予測のため、従来のニュートラルネットワークを用いたモデルを改善、さらにネットワークの自由度と補間能力の関係を分析した。
☆研究奨励賞(第4回) 3件
長山智男 氏 (大阪大学)
「有機感光材料の新展開(II) ポリシラン/金積層膜における金コロイド形成とその光記録メディアへの展開」
Japan Hardcopy '96 (第76回研究討論会)発表 B-31
受賞内容: 有機ポリシラン/金積層膜が、金コロイドを形成する現象を見い出し、その機構を解析、新しい追記型記録材料への応用の可能性を見い出した。
平本昌宏 氏 (大阪大学)
「有機顔料/金属界面の構造トラップと光電流増倍現象」
Japan Hardcopy '96 (第76回研究討論会)発表 B-32
受賞内容: ペリレン顔料と金属電極界面における増倍率の高い光電流増倍現象は、高密度の構造トラップを必要とするとのモデルを界面構造を変えて解析し、基礎的知見を得た。
松本卓士 氏 (千葉大学)
「強誘電イメージング −分極反転特性の研究」
Japan Hardcopy '96 (第76回研究討論会)発表 B-30
受賞内容: 強誘電イメージングのための最適条件を得るため、分極潜像の熱安定性などを解析し、基礎的知見を得た。
☆技術賞(第7回) 2件
アルプス電気株式会社
「高精細600dpi溶融熱転写印刷技術」
白川享志, 寒川井伸一, 寺尾博年, 大上晃正, 日比野郁夫 各氏
受賞内容: 記録ヘッド、制御方法、記録材料すべての精度を向上させることで、従来溶融熱転写で不可能だった600dpiを実現、普通紙上で印刷に近い画質を達成した。
株式会社東芝、株式会社テック
「一成分非磁性現像を用いたクリーナレスプロセスの開発」
細矢雅弘, 大高善光, 三枝久芳 各氏
受賞内容: 新規設計された現像ローラー、非磁性トナーなどに基づく一成分現像により、トナークリーニングを不要とし、極めてコンパクトで高性能なプリントエンジンを開発、電子写真による環境対応の方向を示した。
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以上、各賞に関して1997年7月9日開催の電子写真学会第40回定時総会(JAホール)で表彰式が執り行われた。
なお、学会賞、論文賞、研究奨励賞の各賞には、本学会の推薦により、財団法人コニカ画像科学振興財団から「コニカ電子写真技術振興賞」が併せて贈呈された。
1996年度電子写真学会選奨委員長
本庄 知
電子写真学会