第8回  イメージングカフェ  レポート  


    【ご参考】第8回募集案内

 12月21日(水) 18:30より恵比寿カルフールで第8回イメージングカフェが開催されました。

 今回は2011年の最後ということで、インクジェット技術部会主査の藤井雅彦氏(富士ゼロックス)にインクジェット 2011年の総括 〜どうなる2012年?と題してお話いただきました。
 
当日の参加者は26名(講師除く)。開催5日前には満員御礼となってしまい、残念ながら参加できなかった方もいらっしゃいました。

 今年もインクジェット業界は賑やかな一年でした。コンシューマー市場を中心に成長を遂げてきたインクジェットですが、最近ではコンシューマー以外の市場への挑戦が活発となっています。講師の藤井さんからは、まず市場全体の動きを大きく俯瞰した上で、その代表的、特徴的な技術や商品について一つひとつ丁寧に紹介がありました。

 何度もアナウンスされながらも延び延びになっていた memjet も、今年ついにその姿を現しました。ビジネスIJ市場とラベル市場そして大判市場へと参入してきましたが果たして今後どうなっていくのか。特にビジネスIJ市場についてのさまざまな分析を通して考えてみました。

 また、DRUPA2008で登場した JetPress 720 も今年ついに上市され、その狙いや技術の特徴が紹介されました。
 Roll-to-RollのいわゆるIJ WEB Printerも多く登場した一年で、その動向についても語っていただきました。

 写真業界向けに、ワンパスながらフォト画質を追求した DreamLabo 5000 も話題となりました。
 また、大きく状況が変わりつつある捺染業界についても触れられました。 Nassenger Pro 1000 に代表されるように従来よりも生産性が飛躍的に向上した機器が登場し、量産にも使われるようになってきているとのことでした。

 インク技術の進展も着々と進んでおり、中空樹脂粒子のホワイトインクや、ラテックスインクのように樹脂皮膜でさまざまな媒体にしっかりと定着可能になったインク、そしてメタリックインクなど、幅広い用途へ向けて挑戦が続いている状況が語られました。

 最後に、藤井さんからは、「今までのインクジェットは、そのプロセスのシンプルさを特徴とした機能集中型マーキングとして発展してきた」との認識が示され、これからもインクやヘッドの技術の進化で機能集中型の特徴を活かしたさまざまな用途への展開も進む一方で、「付加機能やシステムでより高機能を達成する機能分担型マーキング」への展開も進んでいく…との認識が示されました。

 とても盛りだくさんで中身も濃く、とても二時間では語りつくせない内容でした。
 しかしその分、参加者によるディスカッションの時間があまりとれず、反省点となりました。本来の趣旨を忘れず、来年も試行錯誤しながら楽しく役に立つイベントにしていきたいと思います。よろしくお願いいたします。

(記・企画委員 中島一浩(キヤノン))

次回は、2月3日(金)に開催予定です。詳しくは開催案内をご覧ください。