第23回  イメージングカフェ  レポート  


    【ご参考】第23回募集案内

2013年7月5日(金) 18:30より恵比寿カルフールにて第23回イメージングカフェが開催されました。参加者は25名(委員、講師含む)と満員。開催数日前には締切るほどの関心の高さでした。

今回の講師は理想科学工業(株)の奥田貞直様。「高速枚葉紙印刷における過去からの振返りと将来に向けての取組み 〜プリントゴッコからオルフィスの開発と将来に向けて〜」との題目にてご講演いただきました。

理想科学工業(株)の創業期の苦労話から、昭和50年代の大ヒット商品となった家庭用印刷機「プリントゴッコ」、そして現在の主力製品である高速デジタル印刷機「リソグラフ」及び高速フルカラーインクジェットプリンター「オルフィス」の開発経緯など興味深いお話をいただきました。

リソグラフにおける孔版印刷の特徴を活かすために追求しているさまざまな技術。例えば、インク組成の最適化やマスターの材質の選定、高速印刷のための紙の搬送システムなど種々な独自技術の紹介や解説がありました。国や用途によって材質や厚みが大きく異なる紙への対応、大豆インキ採用での環境対応のメリット等による学校への拡販等、さまざまな課題をクリアしながら、他の印刷技術との性能やコストでの差別化を図っていることが伺えました。

最後に、今後の展望として、紙への印刷需要の減少が見込まれる中、紙への印刷での高付加価値化、あるいはデジタルファブリケーション等を視野に自社の特徴を活かした用途開拓を進めていきたいとのお話もありました。

当日は、1990年代のリソグラフでの印刷サンプルから、最新のオルフィスのものまで多くの印刷物も持参していただき、参加者からも感謝の声が寄せられました。

冒頭に会社の方針(顧客の声を聞く、開発に投資していく等)のお話がありましたが、確かに、市場や顧客を強く意識して製品設計や材料開発をされているのを実感できたご講演でした。

記・企画委員会委員 森下浩延(出光興産)


次回(第24回)は、8月28日(水)にSummer Specialとして開催予定です。詳しくは開催案内をご覧ください。