| 第24回 イメージングカフェ レポート |
2013年8月28日(水) 15:00より東京工業大学蔵前会館にて第24回イメージングカフェを開催致しました。 (参加者40名:委員、講師含む)
今回は8月開催ということで、第1部の講演のあとに第2部でビール片手に講師や会員相互の懇親を図れる納涼サマースペシャル企画としました。本サマースペシャルでは、「企業トップが熱くイメージング技術を語る!」と題し、(株)ミマキエンジニアリングの池田明会長を講師としてお招きし、「インクジェットで新技術・新市場を拓く 〜プリンタメーカに成長を遂げるまでの道程〜」というタイトルで講演をいただきました。
ミマキエンジニアリングは長野県東部町(現・東御市)で1975年に設立されました。池田会長はその創業期に入社され、制御技術を活かしたペンプロッタ、カッティングプロッタの製品化を手がけました(1997年社長就任)。
そして、これらの技術をインクジェットプリンタに展開し、顔料インク搭載の大型インクジェットプリンタJV-1300(1996年)、テキスタイル用インクジェットプリンタTX-1600S(1998年)を製品化しましたが、初期には大きく売り上げを伸ばすには至りませんでした。
業績拡大の節目となったのは、プリントヒーター装備のマイルドソルベントインクジェットプリンタJV3(2002年)と白インク搭載UV硬化インクジェットプリンタUJF-605C(2004年)の製品化でした。以後、「新しさと違い」を提供するイノベーター企業として、新しい技術を早期に製品に展開し、業績を伸ばし続けています。このような会社の発展を支えてきた経営術を、事業の詳細情報と関連付けて分かり易く説明していただきました。一貫した「開発型企業」を目指し、素早く顧客が求める製品を完成させるために、売り上げの8%をも研究開発に投資しています。「ニッチでもよいからトップを目指す」、「必ずライバルを設定しその技術を超えていく」という言葉に、技術にかける強い信念を感じ取ることができました。
質疑応答では、経営者として答えにくい技術上・経営上の話にも丁寧に対応していただきました。懇親会でも、参加者と技術の話、経営の話で尽きることなく歓談が続き、打ち解けた雰囲気の中、楽しい時間を過ごすことができました。
自社以外の企業トップと、このように身近に話をする機会はそう多くないと思います。そのような機会とすべく企画をしましたが、多くの参加者を迎えることができ、充実した会とすることができました。池田会長をはじめ、参加者皆様にお礼申し上げます。
記・企画委員 酒井真理(東京大学)
次回(第25回)は、9月27日(金)に恵比寿カルフールにて開催予定です。詳しくは開催案内をご覧ください。