第26回  イメージングカフェ  レポート  

2013年11月8日(金)18:30より、恵比寿カルフールにて第26回イメージングカフェを開催しました(参加者24名、内訳:一般参加者18名、委員5名、講師)。

今回は、講師として株式会社イシダの林 健治様をお招きして『革新が進む物流システムと今後必要となる画像とは 〜画像屋があまり知らなかった物流の世界の最新動向〜』というタイトルで講演をいただきました。

今年、創業から120周年を迎えるという株式会社イシダの秤から物流システムまで事業範囲が広がっていった歴史をうかがいました。転機になったのは、同じ重量になるようにピーマンの袋詰めを自動で行うコンピュータスケールであり、そこから材料投入から重量測定、検査、袋詰めまで行うフルライン装置の提案まで広がって行ったということでした。また、日本国内で使用される秤も同じものではなく、地域によって重力の違いまで考慮して16段階に調整されているなど興味深いお話をいただきました。

次に、最新の物流システムとそのシステムの中で画像がどのように活用されているか、お話いただきました。物流センターの種類、3PL(*注)の役割、ピッキング(*注2)に使用される機器(サーマルプリンタ、表示機、音声認識)などについてご説明いただき、電子ペーパーの物流現場での活用についてもお話いただきました。
    (*注) 3PL = 3rd Party Logistics、企業の流通機能全般を一括して請け負うアウトソーシングサービス
     (*注2) ピッキング = 注文や出荷指示に対して、その品物を在庫から選び出すこと

最後に、新たな技術として印字したラベルを商品に貼るのではなく、物をそのまま画像検出によって一括識別するシステムをご紹介いただきました。この技術ではプリントする必要はなくなってしまい、日本画像学会で取り扱う技術の先を行っているといえるのかもしれません。
表題に挙げたように日本画像学会のなかではあまり知られていない物流の内情がわかった興味深い講演でした。

記・企画委員 堀田吉彦(リコー)


次回(第27回年末SP)は、12月11日(金)に東工大・大岡山キャンパスにて開催予定です。詳しくは開催案内をご覧ください。