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第47回 イメージングカフェ レポート |
2015年12月18日(金) 14:00より、東京工業大学 蔵前会館(大岡山)にて 第47回イメージングカフェを開催しました(参加者41名 委員・講師含む)。
今回は、イメージングカフェ恒例となりました年末スペシャル「イメージング技術 2015 徹底討論」として、イメージングに関する各分野の今年の総括と今後の目指す方向性などについて討議しました。
14〜18時の各講演(第1部)に引き続き、さらに第2部としてお酒も交えながら討論と懇親を深めイメージング技術について語り合いました。第1部は、日本画像学会の4つの技術委員会の専門家の方々と、特別企画として11月にイタリアで開催されたITMAの最新情報について城田様からご講演いただきました。
1.電子写真技術 (松代博之氏:リコー) 電子写真技術部会
今年開催された展示会や学会等で各社から発売・発表された新機種・新技術のターゲット市場や特徴について詳細な解説をしていただきました。機種動向としては、今年は各社からミッドプロダクション向けの新機種発売やラベルプリンター等への展開がされていること。金・銀トナー、クリアトナーや蛍光トナー等の採用や、転写部材の改良などによる印刷画質の向上やメディア対応力の改善などの技術開発の最新動向の紹介がありました。
各社の商業印刷への展開を睨んだ動きについてまとめて理解することができました。2.インクジェット技術 (岡田真一氏:DIC) インクジェット技術部会
最初に電子写真も含めた市場動向の解説があり、その中でインクジェットの成長が期待される領域として、(1)オフィス向け、(2)軽印刷・高速機向け、に分けての説明がされました。オフィス向けでは電子写真との差別化を図ることでの拡販を目指した各社の機種の特徴が紹介され、例えば、トナー飛散を嫌う飲食業や小型の特徴を活かした小売業への展開などのお話もありました。軽印刷高速機向けについても、ポスターやラベル、意匠付段ボールなど様々な商品への適用を目指した各社のマシンやプリントヘッド、インクの開発動向の紹介がありました。
3.電子ペーパー技術 (橋本圭介氏:E Ink) 電子ペーパー/フレキシブル技術部会
電子ペーパーの開発動向として、まず技術の特徴である屋外視認性、低消費電力、フレキシブル対応、応答性向上やカラー化などの最近の進歩について解説いただきました。それらの液晶ディスプレイ(LCD)と差別化を図れる特徴を活かして、新たな用途展開として書き込み可能なディスプレイやLCDと併用したDual Screenディスプレイ、さらに電子壁紙や電子看板、電子値札などの応用例などの紹介がありました。
4.デジタルファブリケーション・他の技術 (西眞一氏:コニカミノルタ) デジタルファブリケーション部会
今年のデジファブの動向について解説いただきました。昨今、注目を浴びている3Dプリンターにおいては大手の印刷機メーカー各社が市場参入を発表しており、工業部品、デザイン、バイオなど様々な適用分野への拡大を目指した材料や技術の開発が本格化されていることが伺えました。またプリンテッドエレクトロニクスにおいてもフレキシブルな特徴を活かしたウェアラブルセンサー等の開発動向や国際的な標準化の動きなどの紹介がありました。
5.デジタルテキスタイル (城田衣氏:キヤノン) 特別企画
特別企画として、今年10月の第45回イメージングカフェでも講演いただいた城田様から、11月にミラノで開催されたITMA2015(国際繊維機械見本市)での動向について紹介がありました。従来のデジタル印刷機の弱点だった「遅さ」を克服したシングルパス機の開発動向について、印刷機メーカー各社のブースの様子を動画やサンプルも交え紹介されました。さらにマシンメーカーやインクメーカーのM&Aの最新情報などホットな話題を提供いただき、今後成長が期待される市場であることを実感できました。
記・企画委員 森下浩延(出光興産)
次回(第48回)は、2月5日(金)に開催予定です。詳しくは開催案内をご覧ください。