第3回  イメージングカフェ関西   レポート  


    【ご参考】第3回募集案内

2016年9月16日(金)15時から同志社大学今出川キャンパス良心館106教室にて、第3回イメージングカフェ関西を開催。参加者は会員7名、非会員21名、講師・委員6名、合計34名でした。

今回は講師として、TM実践塾代表芝野広志様にお越しいただき、「開発期間の短縮と市場トラブル撲滅は両立できるか 〜品質工学で成功した画像技術開発事例の紹介〜」の題目にてご講演いただきました。

一般的に開発が難しい場合、開発期間が長くなり、市場トラブルも多くなります。逆に開発を上手く行えば、開発期間が短くなり市場トラブルも少なくなります。つまり開発期間と市場トラブルは正比例の関係となります。
この市場トラブルを減らせ、開発期間も短くなる方法が品質工学で、海外ではタグチメソッドと呼ばれています。

まずは品質工学の概論説明で、創始者の田口玄一先生の紹介、田口語録の紹介、位置づけ、機能性評価、モータの品質〜機能〜誤差〜機能性評価、品質工学で直交表を利用する目的 (1)制御因子間に存在する交互作用の検査 (2)制御因子と誤差因子間の交互作用を利用 (3)実験計画法的な利点の説明、実験パターンの説明、各種のSN比の説明、QC・SQC手法との比較説明等がありました。

続いて、画像技術領域における実施例の紹介があり、品質工学会にて過去に発表された215件を分析し、(1)骨格・筐体設計技術、(2)光源・光路設計技術、(3)搬送技術、(4)定着技術、(5)現像、(6)転写技術、(7)クリーニング技術、(8)帯電・除電技術、(9)消耗品関連技術、(10)計測技術、(11)判定能力者、(12)MTシステムに関して、概略紹介、ポイント説明、その後の状況、課題や発展性について説明がありました。

最後に、参加者の方から品質工学の使い方に関する質問があり、トナーの粒径分布をどう評価すれば良いか、定着の機能をサブ機能に分割して評価して良いか、画像技術以外にも品質工学が使えるのか等々、普段、知っている様で知らない、知っていても使い難い品質工学が、自分のテーマにも使えそうな気分になった講演でした。

記・関西委員 荘所義弘(村田機械株式会社)


次回(第4回)も企画予定です。決定次第、ご案内いたします。