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第58回 イメージングカフェ レポート |
2017年3月17日(金)18時30分から恵比寿のカルフールにて第58回イメージングカフェを開催しました。参加者は26名(講師、委員含む)でした。
今回は、「バリアブルプリントにおけるビッグデータ活用とコミュニケーション・プランニング」と題して、富士ゼロックス株式会社の鈴木 真琴様にお話しいただきました。ダイレクトメール(DM)はダイレクトマーケティングの重要なツールですが、今までは同じ文章で名前などの一部分を変えただけで画一的なデザインで単に大量に送付しているに過ぎず、個々の顧客に合った訴求内容にすることはできていませんでした。そのため、開封率やレスポンスが低く、コストパフォーマンスが低いという大きな課題を抱えていました。
このようなダイレクトマーケティングの現状に対して、富士ゼロックスは今まで牽引してきたバリアブルプリント(可変印刷)技術を最大限活用し、One to Oneマーケティングの全工程をサポートするダイレクトマーケティング支援サービス「direct2one」に取り組んでいます。本講演では、これまで克服してきた課題を含め、いろいろな事例を挙げて詳細な内容をご紹介いただきました。
「direct2one」は、顧客の属性や行動履歴などの(ビッグ)データから、ターゲットの顧客自身も気づかないニーズを探索しつつ、データ分析からDMの企画やデザイン、印刷、発送、結果分析までを支援するワンストップサービスです。顧客との関係性を強化することを目的としたもので、多くの素晴らしい効果が得られている、とのことでした。もちろん、DM以外にも、電子メール、パーソナルWebサイトなど、様々なメディアを活用したOne to Oneマーケティングサービスも行っています。
「direct2one」で提案する内容は、一件一件がオーダーメイドとなっており、日本郵便が主催する「全日本DM大賞」で金賞を獲得した旅行代理店の事例や、銀賞を獲得したクルーズ会社との取り組み事例など、いくつか具体的にご紹介いただきました。どのようにデータ分析(分析軸の選び出しやセグメント化など)するか、どのような図柄(フォントも含む)やレイアウトにするのかなど、具体例でご説明いただき、(ビッグ)データとバリアブルプリントをフル活用して、如何にして訴求力のある「刺さる」DMに作り上げていくのか、そのポイントをよく知ることができました。
今後、このような「刺さる」DMが普及してくると思われます。そういったDMを開封する時には作成者の工夫や熱意を感じながらじっくり見てみたい、と感じさせる講演でした。
記・企画委員 名越 応昇(三菱製紙)
次回(第59回)は4月21日(金)に開催予定です。詳しくは開催案内をご覧ください。