第6回  イメージングカフェ関西   レポート  


    【ご参考】第5回募集案内

2018年3月30日(金) 15:00より、大阪大学吹田キャンパス産学共創C棟3F(e-Square)にて第6回の関西イメージングカフェを開催いたしました。合計参加者は21名でした。 (講師含む)

開催テーマは、「画像技術革新の裏には品質工学がある!〜品質工学Part2〜」として、講師は「TM実践塾」の芝野広志氏にお願いをいたしました。このテーマは2016年9月に、「開発期間の短縮と市場トラブルの撲滅は両立できるのか?」というテーマで開催した品質工学講座に引き続き第2弾として開催を行いました。第1回目は品質工学を用いて成功した画像技術開発事例の技術紹介をしていただきましたが、今回はより電子写真技術・プリンター技術にフォーカスを当ててQE実践事例を中心に講演していただきました。

最初に「品質工学とは、あらゆるモノ・コトが評価できる道具」であるとの説明があり、品質工学で測るのは「品質や機能のバラツキ」で、機能性を評価するものであるとの説明がありました。
次に機能性評価について、(1)言葉の意味、(2)目的、(3)方法、(4)基本機能とは、について例として「照明」の機能でわかりやすい説明がありました。この事例の中で、理想状態と誤差因子についての説明と、機能性評価の有効性について、基本機能が安定(誤差影響が小さい)すれば多くの品質問題が改善することを理解することができました。

次に実施例として、<パラメーター設計>に関して、「紙送り機構の安定性設計」、「紙カールの改善事例」など4事例。<シミュレーションとの融合>では、「クリーニングブレード設計」、「帯電装置の設計」など6事例。<MTシステムの活用>について、「顔画像による個人識別」、「X線画像による疾患定量化」など6事例と非常に多岐にわたるQE評価を、合計16事例説明をしていただきました。

今回のこれら多くの事例説明で、普段品質工学をあまり利用していない参加者の皆様にとっても、品質工学を身近に感じられる良い機会になったと思います。加えてシミュレーションと融合して利用する手法などは、今後ますます進化するシミュレーションをより有効に活用できることが理解できました。

イメージングカフェとしては少々堅苦しいテーマではあったかもしれませんが、アンケートでは有益であったとの声を多くいただき、参加者の皆様にとって今後ますます高機能化を求めて技術開発が複雑化する問題解決において、今回の講演がこれらの手法をより有効に活用される一助になったならば幸いです。

記・企画委員(関西委員会)  狩野 篤 (京セラドキュメントソリューションズ株式会社)


次回(第7回)も企画予定です。決定次第、ご案内いたします。