第68回 イメージングカフェ  レポート


2018年5月23日(水)13時30分より、第68回イメージングカフェを開催しました。参加者は22名(企画委員含む)でした。
今回は花王(株)様のご協力により、「花王ミュージアム 特別見学会 〜130年企業から学ぶ、変わらぬものと変えてゆく力とは 〜」と題して、東京都墨田区の花王すみだ事業場内にある、花王の歴史と清浄文化をテーマとした展示施設、花王ミュージアムの見学会を実施しました。

見学ルートは大きく分けて4つのゾーンからなり、「消費者対応情報システム(エコーシステム)」、「清浄文化と花王の歴史」、「花王の技術と製品」、「カネボウ化粧品の取り組み」の紹介がありました。

「消費者対応情報システム」のゾーンでは、消費者からの問い合わせに対してオペレーターが即時に回答できるよう、花王の商品の外観写真や裏面の注意書きをはじめとして、その商品のCMで用いられている曲の情報や、タレントの方が着用している服のブランドまでが一目で検索できるシステムが構築されていました。また、このシステムから得られた消費者の声は、例えばシャンプーの詰め替えボトルをこぼれにくい形状に改良するなど、実際の製品に生かされているそうです。

「清浄文化と花王の歴史」のゾーンでは、石鹸が作り出されるまでの清浄成分の進化や、お風呂文化の変遷の紹介に続き、歴代の花王商品の数々がその時代に使われていた洗濯機や浴槽等と合わせて展示されていました。このゾーンでは昭和40年代頃の団地の部屋が再現されていたり、当時の洗剤の箱が実際に置かれていたりして、懐かしそうに眺めている方が大勢いらっしゃいました。
また、花王の創業者である長瀬富郎氏の精神を受け継いだ“花王ウエイ”の紹介や、清潔→美→エコと続く花王の継続的な取り組みについての説明もありました。

「花王の技術と製品」のゾーンでは、いくつかの質問に回答したり、皮膚の状態や毛髪の太さを実際に観察したりすることで、自分に合ったケア商品を選べるようなコーナーが設置されていました。また、おむつに使われている高分子吸収体を瓶に詰めて実際に液体を入れ、どれくらいの速度で液体が固まるかを試せるなど、大人だけでなく子どもも楽しめるような工夫がなされていました。

「カネボウ化粧品の取り組み」のゾーンでは、感性をテーマとした様々な体験コーナーが設置されていました。肌にクリームを伸ばす際の力のかかり方を花弁の形で表現する試みや、絵画の印象を音楽と香りでイメージする試みなどの紹介があり、他のゾーンとは趣の異なった内容となっていました。また、自分の顔写真を撮るとそこにメイクが施された画像が現れるといった、男性にとっては恥ずかしいながらも思わず試してみたくなるような楽しいコーナーもありました。

今回は画像とは少し離れたメーカー様の見学会でしたが、お客様との関わり方、企業理念、時代のニーズを読んだ商品開発の進め方など、企業活動の姿勢として参考になる部分が多く得られました。また、この見学会を通じて、普段使っている製品に隠された努力や工夫を身近に感じ取ることができました。

記・企画委員 中井 洋志(リコー)


次回(第69回)は7月6日(金)に開催予定です。詳しくは開催案内をご覧ください。