第8回  イメージングカフェ関西   レポート  


    【ご参考】第8回募集案内


2019年3月8日(金)14:00〜16:20、花王株式会社和歌山事業場にて第8回イメージングカフェ関西を開催しました。今回は、2018年5月東京開催の第1弾「花王ミュージアム特別見学会」に続く、第2弾として 〜『いっしょにeco』を知る・体験できる花王のエコ技術の情報発信ミュージアム〜と題して、和歌山でエコラボミュージアム&工場見学会を開催しました。参加者は20名(関西委員含む)でした。
花王および和歌山工場の概要について説明を受けた後、花王エコラボミュージアムと和歌山工場(粉体洗剤の充填ライン)を見学し、最後に質疑懇談を行いました。

花王は、ビューティケア事業(化粧品、プレミアムスキンケア製品)、ヒューマンヘルスケア事業(サニタリー製品、健康機能飲料)、ファブリック&ホームケア事業(衣料用洗剤、台所用洗剤)、ケミカル事業(産業界向け工業用製品)の4つの事業部門から成り、国内には、酒田、栃木、鹿島、東京、川崎、小田原、豊橋、和歌山、愛媛の9つの工場があります。その中で、和歌山工場は、主に衣料用洗剤、シャンプー、リンス、その他工業用製品などを製造する基幹工場で、約42万5千平方メートルの広い敷地をもち、北側に生産設備が、南側に研究施設が配置され、原料を積載した船が着く工場専用の埠頭も有しています。
船で運ばれてきたヤシ油などを原料に、まず脂肪酸、グリセリン、脂肪エステルなどを製造し、これを元に界面活性剤をはじめとする油脂誘導体を生産しています。一部はそのまま産業用として販売されますが、さらにこれらを原料として家庭用の洗剤などを作ります。原料加工の川上から最終製品の川下までを、一貫で生産をしているのが和歌山工場の特徴です。

エコラボミュージアムでは、製品のライフサイクル ―原材料選択、工場での製造、店頭への運搬、家庭での使用、ゴミとして廃棄に至るまで― の各段階で発生するCO2排出量を見える化した展示物を見学しました。製品使用時とゴミ排出時で、ライフサイクル全体のCO2 排出量のおよそ65%までを占めています。『ゴミに出すときのエコ』のコーナーでは、同じ洗濯回数を持つ、従来型洗剤、コンパクト洗剤、詰め替え品の3種の使用後容器が積んであり、参加者一同、頭上はるか高く積み上がった従来品本品を見上げ、そして足元の詰め替え品を見下ろし、ゴミ削減効果を実感しました。また、ケミカル製品の展示コーナーではトナーやIJインクで印刷したフィルム印刷物、タイヤ・鋳物用薬剤、HD研磨剤、植物活力剤などを見学しました。

最後に工場北側の生産エリアを見学しました。広い場内に生産設備が整然と並び、その間をたくさんのパイプラインが張り巡らされています。全て繋げると「和歌山―東京3往復分」になる長さです。ヘアキャップをかぶり、クリーナーで体の埃を除去して入場した衣料用粉洗剤、食器用洗剤の充填ラインは、ほとんどが自動化されています。機械音のみが響く清潔な場内で、身近な商品が次々とできあがっていく様子を見学しました。

今回は画像とは少し離れた一般消費者向けの製品(主に洗剤)に関する見学会でしたが、環境に配慮した製品を世の中に出すという観点では、商品開発の進め方には通じるものがあったのではないかと思います。

記 ・ 神吉 伸通(花王株式会社)


次回(第9回)も企画予定です。決定次第、ご案内いたします。