第94回 イメージングカフェ レポート


  【ご参考】第94回募集案内


2022年5月27日(金) 19:00より、オンラインにて第94回イメージングカフェを開催しました。(参加者14名 *委員・講師含む)
今回は「実写」でつくる超高精細VRとその広がり 〜限りなくリアルに迫る、新たな写真技術の進化〜 、とのタイトルで、ちいさな伝記株式会社
https://chiiden.net/代表取締役の久門 易様にご講演をいただきました。集合写真今回、初の試みとして、久門様が運営する「写真道場」のスタジオからオンラインでライブ配信をしました。スタジオにおけるその場の雰囲気を十分に味わうことができ、おもしろい企画になったと思います。

始めに、小さな伝記株式会社における下記の3本柱のご説明があり、写真を如何に記録として人々に永く残せるか、という久門様の強いコンセプトを感じました。

  • 写真道場・・・「自由に楽しむ、大人の写真館」として再出発
  • ちいでんVR(Virtual Reality)・・・「特殊写真と応用技術」とした360度VRをメインとした業務
  • ちいさな伝記・・・「写真を紡ぐ、歩みをつなぐ」として一人一人の歴史を刻む史料作製

集合写真次に、VRの歴史ついてご説明をいただきました。元祖VRは、1939年に3Dステレオ画像表示システムとして商業用として紹介された「View-Master®」のようです。明治時代には「日本パノラマ館」が登場し、高い人気を集めたようです(大林組の検証復元あり)。最近では国立科学博物館にある「シアター360」の360度全球映像システムが登場し、VRの進化が伺えました。また、パノラマVRの全体像のご説明ではその場で撮影し実際に作製する様子を実演していただきました。非常に短時間で出来上がり、カメラ、ソフトとも性能の高さに驚きました。
さらに、パノラマVRの応用例では、下記のような実例を紹介していただきました。(タイトルをクリックすると体験できます)

最後に、社会的な活用例をご紹介いただきました。コンクリートの目視点検、工事進捗記録、道路構造物の記録や管理、ハザード情報の公開など、人々の暮らしに重要な役割を果たされていることにも取り組まれており、非常に関心いたしました。

今回の講演をお聞きして、久門様は「写真家」というよりも、「フォト&ライフクリエイター」の肩書がぴったりかと感じました。2次元で撮った画像を3次元にして、人々に楽しませつつ、かつ驚かせもする、非常に魅力的な仕事をされていることが良く分かりました。久門様に、何時かはフォトブックの3Dバージョンを作っていただき、画像でもっと世の中の人を楽しませてもらいたいと期待しているところです。

記:企画委員 名越応昇(三菱製紙)


次回(第95回)は7月22日(金)に開催予定です。詳しくは開催案内をご覧ください。