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日本画像学会2013年度シンポジウム

パンフレットPDF(139KB)

『環境負荷低減技術』
〜環境のためにできること、最新技術、今後進むべき方向は?〜


開催趣旨
   今や環境問題を無視して全ての事業活動を行うことはできず、当学会が研究対象とする画像機器に対する環境要求も一段と厳しくなってきています。過去のシンポジウムに於いては、省エネルギー技術、特に高効率定着装置や低温定着トナー材料などに関して議論を行ってきましたが、近年は省資源、環境汚染対策に対する環境要求も高まりつつあり、もう少し広い視野で議論する必要があると考えます。
   そこで本シンポジウムでは、「環境負荷低減技術」と題して、バイオマス樹脂技術、再生樹脂技術、用紙再生技術とそれらを用いた最新環境対応商品の技術開発事例の紹介、さらに我々が新たに注目している超微粒子(UFP)評価技術、低騒音化・快音化技術に関する最新研究のご講演をしていただきます。
   電子写真分野の研究開発に携わっておられる技術者に、今後の技術的な方向性に関して考えるきっかけにできればと考えています。


■開催日時2013年12月06日(金) 9:30〜16:45(受付開始 9:00〜)
■場所発明会館(東京都港区虎ノ門 2-9-14、Tel:03-3502-5499)
地下鉄銀座線「虎ノ門」駅 3番出口 徒歩5分
地下鉄「霞ヶ関」駅 A13番出口 徒歩13分
■対象複写機、プリンタ、その他イメージング関連分野に従事する研究開発者と企画担当者
■参加費
(税込み)
会員及び維持会員 9,000円、非会員 16,000円、学生 2,000円
(会員証、維持会員証を提示願ます)
日本画像学会会員入会用サイト。 (入会案内はこちら)
■参加登録 ・今回のシンポジウムでは Webによる参加者の事前登録を実施致します。(Web申し込み)
下記の2013日本画像学会シンポジウム(東京)申し込みサイトから事前に申し込みをお願致します。

《会員用申し込みサイト》
《維持会員用申し込みサイト》
《非会員用申し込みサイト》

会員のID/PW(会員番号:日本画像学会会員No / パスワード:会員情報管理システム用パスワード(※お忘れの方は こちら))
維持会員はPWは必要ありません


当日は参加証(参加申し込み【○○】登録完了通知)をご自身で印刷し、受付に提示ください。

参加費は、当日受付にてお支払いください。参加費は予稿集・CD-ROM代金を含みます。
(会員証、維持会員証を必ず持参ください。提示のない場合は非会員扱いとさせていただきます。)
 
■案内当日会場にて、Wi-Fi経由で、過去開催「関東シンポジウムの講演資料」を配信の予定です。
(予告なく中止になる場合もあります。接続、内容に関しては当日会場にて掲載の案内をご覧ください。)

■主催一般社団法人 日本画像学会
〒164-8678 東京都中野区本町2-9-5 東京工芸大学内
Tel:03-3373-9576、Fax:03-3372-4414
■協賛 一般社団法人 日本印刷学会
■企画・運営技術委員会電子写真技術部会


プログラム   [図入りの要旨PDF(2MB)]
  時 間 題 目 講演者 所 属
1 9:30-10:15 バイオベースインダストリーを牽引するバイオマスプラスチックの開発の動向 木村良晴
京都工芸繊維大学
2 10:15-11:00 バイオマス材料応用編 
〜バイオマス材料の表と裏、成功例と失敗例〜
加藤 聡
三菱化学科学技術研究センター
  11:00-11:10 休憩
3 11:10-11:55 難リサイクル古紙再生技術 明石 將
大王製紙
  11:55-12:05 オーサーズインタビュー
  12:05-13:15 昼 食
4 13:15-14:00 異次元の環境性能
〜LOOPSのコンセプトと構成技術〜
吉田 稔
東芝テック
5 14:00-14:45 MPC6003シリーズにおける、環境配慮設計
〜省エネ省資源と高生産性の両立〜
石橋幹生
リコー
  14:45-14:55 オーサーズインタビュー
  14:55-15:05 休憩
6 15:05-15:50 オフィス機器における環境負荷低減技術
〜超微粒子(UFP)生成機構とその対策〜
並木則和
工学院大学
7 15:50-16:35 感性を考慮した快音化とサウンドデザイン 戸井武司
中央大学
  16:35-16:45 オーサーズインタビュー
*都合によりプログラムを変更する場合があります。最新情報は日本画像学会HPでご確認ください。
*日本画像学会ホームページ(http://www.imaging-society-japan.org/isj.html )。


講 師 所属・役職 題目&アブストラクト
木村 良晴
京都工芸繊維大学
大学院 工芸科学研究科
バイオベースマテリアル学専攻
「バイオベースインダストリーを牽引するバイオマスプラスチックの開発の動向」
 現在,化石資源の枯渇や地球温暖化の防止を目的に、再生可能資源であるバイオマスをエネルギーや素材原料に用いた工業生産が始まろうとしている.特に、素材分野ではこの動きが加速されている.
一般的に,バイオマスから生産されるモノマー類を重合して得られるポリマーはバイオベースポリマーとよばれている.
本講演では,バイオマスの効率的なリファイニング(ブレークダウン)がどのように進められているか,また、どのようなバイオベースの基幹化学物質が製造され,どのようなモノマーの生産が有力視されているかを見ながら,生産可能なバイオベースポリマーの合成ルートとその構造・物性について概括する.特に、バイオマスリファイニングに伴う数々のモノマーやポリマーの合成ルートについて紹介するとともに,今後のバイオインダストリーの開発動向についてまとめてみたい.
加藤 聡
株式会社
三菱化学科学技術研究センター
企画調整部         
「バイオマス材料応用編  〜バイオマス材料の表と裏、成功例と失敗例〜」
 近年環境問題への関心が深まり,特に地球温暖化問題、化石燃料枯渇問題を解決するための技術開発は世界中で重要視されている.一方でバイオマスのエネルギー変換が穀物などの高騰を引き起こすなどのことから,材料のバイオマス変換に関しても方向を誤ると将来的には食糧不足を深刻化することにもなりかねない.
環境対応型樹脂の実用化までの動き,バイオパスプラスチックの研究の歴史から環境循環型社会への動き,古くから知られているバイオマス材料がなぜ注目されているか,またなぜ長い間材料として注目されなかったか,実用化への現在の課題は何かについて概説する.
またバイオマス材料の実用化の成功例,失敗例の紹介しながら最近の開発動向とこれからの目指すべき方について述べたい.
明石 將
大王製紙株式会社
「難リサイクル古紙再生技術」
 日本の古紙再利用状況は,古紙回収率79.9%,古紙利用率63.7%で世界的に見ても高水準にある.これは古紙回収の仕組みが整備されてきたことと,古紙のパルプ化・利用技術の進展が相俟って得られたものである.
本講演では,従来リサイクルが難しいとされてきた背糊付き雑誌,CD付録付き雑誌などを分別せず原料化しつつ,最終製品の品質を担保する難リサイクル古紙再生技術を当社の事例で紹介する.
また,古紙リサイクルのエネルギー消費量や地球温暖化に影響するCO2発生量等の観点から各種パルプ化工程と環境負荷との関連を考察する.
吉田 稔
東芝テック株式会社
「異次元の環境性能 〜LOOPSのコンセプトと構成技術〜」
 「CO2などの温室効果ガスによる地球温暖化」は,人類が取り組むべき重要な課題である.東芝テック鰍ヘ,2013年2月に,用紙をリユースすることで、印刷することによる環境負荷を約50%削減(※)できるLoopsの販売を開始した.(※ CO2換算、当社比、利用回数5回/枚) Loopsは複合機LP30と消色装置RD30により構成されている.LP30で消色可能なトナーを用いて文書の印字を行い、使用済の文書をRD30で消色することで用紙を再利用できる.RD30は印刷を消色するだけでなく、消色前にスキャンすることで画像を電子化する機能、再利用可能な紙と不可の紙を分別する機能を有し,ユーザーの使いやすさを実現している.Loopsでは、「消色できる」ことにのみ目を奪われがちであるが,「消さずに定着する」ことが技術上の最大のポイントである.本報告では、Loopsのコンセプトと構成する技術について紹介する.
石橋 幹生
株式会社リコー 
画像エンジン開発本部
プラットフォーム開発センター
「MPC6003シリーズにおける、環境配慮設計 〜省エネ省資源と高生産性の両立〜」
 13年6月に上市されたMPC6003シリーズは,SRA3対応,更なる省エネ,復帰時間短縮,生産性向上等,自社前身機比較で多くの機能UPを実現した新商品である. 自社の掲げる環境経営方針に沿って,MPC6003シリーズでは省資源と省エネルギーの両立を目標として開発を進めてきた. 本稿では,MPC6003の作像部設計を中心に,軽量化と小型化により自社22cpm機と同一の本体幅と重量で60cpmの生産性を実現した省資源設計や,第四世代目の新カラーQSU-DH定着を改良したTEC低減など,省エネ省資源と高生産性への取り組みについて報告する.
並木 則和
工学院大学 工学部
環境エネルギー化学科
「オフィス機器における環境負荷低減技術 〜超微粒子(UFP)生成機構とその対策〜」
 電子複写式のプリンタやコピー機からは,粒径100nm以下の超微粒子(UFP)が発生することが指摘されている.現在、ISO/IEC28360では指定の環境試験チャンバ内で発生したUFPの発生量を個数濃度で評価することが規定され,さらに業界の達成基準も決定されたことから,UFPの削減対策が急務となっている.有効なUFP削減対策を講じるためには,UFPの生成機構を解明する必要がある.
 そこで本講演では,我々の研究グループが行ってきた生成機構解明に関する検討として,構成部材に含まれるVOCおよび紙に含まれる水分が定着工程の加熱により揮発し,その後空間での冷却凝縮によりUFPが生成される過程が主要な機構であることを述べる.後半では、この知見に基づいたエアフィルタによるUFP生成抑制対策では,UFPの核となる高沸点のVOCミストを細繊維からなるフィルタで選択的に捕集することで,一定の粒子生成抑制が可能であることを述べる.最後に、室内の大気塵を想定した外部粒子添加に関する検討では,外部粒子が存在すると容易にプリンタから生成する粒子の個数濃度が変化するため,個数濃度で規制を行う現行法に関する問題点についても指摘する.
 
戸井 武司
中央大学
「感性を考慮した快音化とサウンドデザイン」
 家電,MFPなどの精密情報機器,自動車などの不快な騒音は,環境負荷を低減する低騒音化でなく,感性を考慮した快適な動作音として付加価値を高める快音化が進められている.
本講演では,近年の音環境の変化と快音化が求められる背景に触れ,発音メカニズムと快音設計について事例を交えて紹介する.また,音の評価としてアンケートに基づく主観評価のみならず,生体情報に基づく客観評価による定量化について述べる.次に,家庭,オフィス,医療施設,自動車車室内などで音環境にリラックス,知的生産性向上,体感温度変化,覚醒維持などの機能を持たせる機能性音響空間”スマートサウンドスペース”の最新の研究を紹介する.さらに,聴覚のみでなく視覚などとの複合刺激を受ける際に,印象が変化することを示し,今後のサウンドデザインについてまとめる.
 



会場のご案内
住所   東京都港区虎ノ門 2-9-14
電話   03-3502-5499   FAX 03-3595-2763
URL  http://hatsumeikaikan.com/

交通   地下鉄銀座線「虎ノ門」駅 3番出口 徒歩5分
          地下鉄「霞ヶ関」駅 A13番出口 徒歩13分

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