電子写真技術部会
Technical Committee on Electrophotographic Technology
2018年,電子写真技術は,C.F.カールソンの発明から80年という節目を迎えました.
日本画像学会電子写真技術部会は,学会創立60周年記念事業の一環として,「複写機遺産」認定事業を立ち上げるなど,新たな取り組みにも着手し,活動の幅を広げています.
多くの会員の皆様の主力事業の中核となる技術を担う部会として,皆様とともに,電子写真技術のさらなる発展と,新たな展開を模索していく所存です.
電子写真技術部会の活動方針
電子写真技術部会は、学会内外への電子写真技術の情報の浸透と、深掘&発展活動を支援することを活動の目的とする。
・定例会技術部会を開催し、電子写真技術関連情報の集積と精査を行う。
・毎年研究会を開催し、技術浸透・技術深掘・技術交流の支援を行う。
電子写真技術部会の活動内容
【技術研究会の企画/運営】
2018年度「カールソン方式発明80周年記念研究会」~富士ゼロックス電子写真の歴史~
開催日時:2018年10月22日(月)13:30-17:00 / 場所:富士ゼロックス(株)「技術歴史館」(塚原研修所内)
電子写真の歴史を振り返ることを目的とし,「Xerox 1385」(スタンダード・ゼロックス)の技術紹介および実演,第1回複写機遺産の発表,富士ゼロックス社歴代の機械を保存展示する「技術歴史館」の見学等,盛沢山の内容で実施し,参加者54名(会員45,非会員9)+講師・技術委員を合わせて100名規模の研究会となりました.
【複写機遺産認定事業】
複写機遺産特設ページへ(第1回複写機遺産の発表および,第2回募集のご案内)
C.F.カールソンの発明から80年を迎える2018年,日本画像学会は、創立60周年を記念し,「複写機遺産」を認定する事業を開始いたしました.「特設ページ」では認定事業の主旨,これまでに認定された機種のご紹介および,今後の募集要綱をご案内しています.歴史的複写機を保存,展示されていらっしゃる事業者各位におかれましては,趣旨ご理解の上,複写機遺産候補のご推薦にご協力いただきたく,お願い申し上げます.
【技術解説記事の執筆・技術動向報告】
電子写真に関する技術動向調査や解説文の執筆を部会として取りまとめて定期的に報告しています.「イメージングカフェ・スペシャル」や年末に開催される関東シンポジウムで最新のトピックスを紹介し,画像学会誌「Imaging Today」や「Imaging Highlight」などで解説を行っています.
「電子写真技術部会(旧第2部会)の変遷」,日本画像学会誌57(1)pp.58-59 (2018)