◆キーノートスピーチ ( Keynote Speech ) |
| K-1 | マネージド・プリント・サービス(MPS)による出力業務の変革 (6月9日/June 9) |
| | Transformation of output process by Managed Print Services |
| | 染川 聡一郎 |
| | (株式会社リコー) |
| | Soichiro Somekawa |
| | (Ricoh Company, Ltd.) |
| [概要] | 現在、ドキュメント出力にかかわる業務のアウトソーシング(外部委託)に利用者(特に会社の経営層)の関心が集まっている。出力業務では、氷山の一角のように水面下に大きな『見えていない業務・間接コスト』が存在しており、その『見えていない業務・間接コスト』を明らかにし、機器導入時だけでなく、導入後も継続的な改善とコスト削減を実現することが課題である。MPSとは広いオフィスに点在する出力機器の最適配置と運用をお任せいただき、継続的に業務改善とコスト削減を追及していくサービスである。 MPSではお客様にどのような出力業務があり、どのくらいの出力枚数になっていて、どのくらいのコストがかかっていたかを『可視化』するところから始まる。次に『可視化』した事実に基づき最適な出力環境を提供するとともに、その運用をお手伝いすることにより、利用者出力業務が軽減され、直接コストだけでなく間接コストも軽減される。また昨今ではICカード利用による個人認証、スキャニングによるドキュメントの電子化なども増加しており、その管理業務や、複合機のネットワーク化による出力業務の複雑化を解消することもMPSが要求される理由になっている。環境対応やセキュリティなど多機能化した複合機の機能をフルに使いこなせる環境を提供する効果が期待できる。 |
| K-2 | 世界と人体を図像化すること(6月10日/June 10) |
| | Illustrating the Earth and the Human Body |
| | 樺山 紘一 |
| | (印刷博物館) |
| | Koichi Kabayama |
| | (Printing Museum, Tokyo) |
| [概要] | わたしたちは、自分が住む宇宙や世界を、どうやって図像化できるだろうか。数理原理にもとづいて、すべてを物理空間のなかに定置できるのだろうか。 たとえば宇宙は、あまりに広漠としており、図像化になじみにくい。むしろ、古来ならわしとなっている天体図、つまり星座群や天空12宮の配置によって理解する方が、容易である。 地球は、メルカトール図とその補正法によって図像化されるが、球体の地球を十全に表現しているわけではない。むしろ、古来各地で行なわれてきた方式、つまり方形の大地と円形の天空の組み合わせとした方が、図像的には理解しやすいかもしれない。 つまり、近代科学が提供した図像のみによっては、わたしたちは世界を十分認識できるわけではないのだ。人体や社会を図像化する場合にも同様である。 それでは、世界や人体の地図を表示するには、紙媒体や電子媒体(ディスプレイ)においてどのような表現様式・方式を採用すればよいのか。わたしたちが、何世紀にもわたって苦悩してきた難問を、将来にわたってどのように扱ったらよいのか。拙い問題提起を試みてみたい。 |
| K-3 | 未来を創るノーベルプリンティング技術−ハードコピーの本質を探る−(6月11日/June 11) |
| | Novel Printing in the Near Future -Principle of Hardcopy- |
| | 北村 孝司 |
| | (千葉大学) |
| | Takashi Kitamura |
| | (Chiba University) |
◆ビジネスセッション ( Business Session ) |
『画像はどこまで進化するか?』(6月9日/June 9) |
| “Is there the limit of evolution in the Image?” |
| BS-1 | 画像と感性 - 何を訴えるのか? - |
| | Imaging and KANSEI - It is against what it appeals- |
| | 柳瀬 徹夫 |
| | (広島国際大学) |
| | Tetsuo Yanase |
| | (Hiroshima International University) |
| [概要] | 画像はいかにスピーディーに正確に情報を伝達するかという視点と情報の意味やヒトの感性が受けとめるものを伝達できないかという視点で進化してきたと見ることもできる。 そこで、これからの画像を視覚以外でも多くの情報を受けとめているヒトの視点、特に「感性工学の視点」で画像の進化について考えて見たい。色、質感の進化からどれだけ伝えられるか? 空間、音、材質、香り、味などから感じるヒトの感性を伝えられるのか? |
| BS-2 | 画像の付加価値を高めることとは? |
| | What means value-added for imaging? |
| | 山崎 弘 |
| | (コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社) |
| | Hiroshi Yamazaki |
| | (Konica Minolta Business Technologies, Inc.) |
| [概要] | 紙などの固定媒体を使用した画像には種々のものがある。単なるビジネス上の情報伝達に使用される文書から、絵画のような相手に感動を伝えるものまで非常に広範囲な目的で種々のものが使用されている。それぞれの画像は、いずれもみる相手に対してなんらかの意図を伝達しなくてはならない。その意味で、画像は種々の付加価値を付与され、進化してきている。ここでは、その付加価値の付与技術全般を俯瞰し、将来の画像について考えてみたい。 |
| BS-3 | 明日のオフィスとプリンティング〜知識創造ワークスタイルと情報媒体のこれから〜 |
| | Printing for tomorrow workplace and business - Future Work Style for Knowledge Creation with Information Media - |
| | 齊藤 敦子 |
| | (コクヨ) |
| | Atsuko Saito |
| | (KOKUYO Co., Ltd.) |
| [概要] | 21世紀になって現実化してきた成熟社会、グローバル化などを背景に、多くの企業のワークスタイルは情報処理型から知識創造型へと進化している。知識創造のワークプロセスは非定型業務のダイナミックな連続であり、多様な人のコラボレーション、組織の壁を越えた都度最適化、スピーディで的確な意思決定、マーケットとのインタラクティブな関係など、新たな知識を発見・構造化・試行していくプロセス重視の働き方が求められている。そのために、よりオープンでフレキシブルなオフィス環境へと移行する企業が増えてきているが、企業にとって最も重要でありかつ膨大な情報をどのようにハンドリングしていくのか。先進事例のワークスタイルを検証しながら、アナログ・デジタルなど情報媒体のこれからを問う。 |
◆特別セッション「デジタルファブリケーション」 (Topical Session "Digital Fabrication") |
| S-1 | ピコリットルとサブフェムトリットルインクジェットを用いた有機トランジスタ (6月11日/June 11) |
| | Picoliter and sub-femtoliter inkjets for organic transistors |
| | 関谷 毅,染谷 隆夫 |
| | (東京大学) |
| | Tsuyoshi Sekitani, Takao Someya |
| | (The University of Tokyo) |
| [概要] | 本発表では、ピコリットルインクジェットを用いて作製した有機トランジスタ の大面積センサ応用と、サブフェムトリットルインクジェットを用いた有機トランジスタの低電圧化、高移動度化、高速動作化について紹介する。さらに は、フレキシブル有機エレクトロニクスの最新の研究成果を紹介する予定である。 |
◆論文賞記念講演 (Commemoration Lecture of Paper Award) |
| A-19 | 表面状態理論に基づいた現像剤の分析 (6月10日/June 10) |
| | Analysis of Electrophotographic Developers Based on Surface State Theory |
| | 岡田 久雄 |
| | (財団法人 電力中央研究所) |
| | Hisao Okada |
| | (Central Research Institute of Electric Power Industry) |
| [概要] | 本報告は,表面状態理論に基づいて現像剤を分析をする方法を示す.仕事関数と表面状態密度は,トナー比電荷とトナーとキャリアの混合比の実験データを回帰分析して得られるパラメータから相対的に評価できる.トナーの仕事関数の分布幅が評価できるので,逆極性トナーの低減効果は定量的に予測できること,を示す.最後に接触電場理論の新しい解釈として,絶縁耐圧による電荷制限機構を提案した. This report shows the methods for applying the surface state theory to the analysis of electrophotographic developers. Work functions and surface state densities of toner and carrier are relatively evaluated by the parameters obtained through regression analysis of the measured data of the specific toner charge and the mixing ratio of toner to carrier. The range of the work function distribution of toner is quantified so that the reduction effect of improved developers on the wrong sign toner can be predictable. Lastly, a charge limit mechanism by dielectric strength of materials is proposed as a new interpretation for the contact electric field theory. |
| A-33 | 縦型メタルベース有機トランジスタの開発 (6月11日/June 11) |
| | Development of vertical-type Metal-Base organic transistor |
| | 藤本 慎也1,前田 博己1,鶴岡 美秋1,中山 健一2,横山 正明3 |
| | (1大日本印刷株式会社,2山形大学,3大阪大学) |
| | Shin-ya Fujimoto1,Hiroki Maeda1,Yoshiaki Tsuruoka1,Ken-ichi Nakayama2,Masaaki Yokoyama3 |
| | (1Dai Nippon Printing Co., Ltd.,2Yamagata University,3Osaka University) |
| [概要] | 縦型メタルベース有機トランジスタ(MBOT)は、単純な積層構造であるにも関わらず、一般的な横型有機トランジスタと比較して、低電圧で大電流を変調することができる。本発表では、従来のMBOTで課題であったOn/Off比の改善手法と、周波数応答特性の測定結果とについて報告する。アルミニウムベース電極作製後に加熱処理を行うことで、Off電流が3桁程度減少し、On/Off比は100000以上に向上した。また、遮断周波数は200 kHzと見積もられ、一般的な横型有機トランジスタと比較して、高速で動作することが明らかになった。今後の改良によって、MHzオーダーで動作する可能性が示された。 The vertical-type Metal-Base Organic Transistor (MBOT) with a simple layered structure exhibits a high current-modulation under low driving voltage. In this paper, we have improved the On/Off ratio of MBOT, and analyzed the frequency response characteristics. More than 100000 of On/Off ratio was attained by heating at 150℃ in the atmosphere after aluminum base electrode deposition. The frequency of transition (fT) was estimated over 200 kHz, which was higher than that of generally known lateral organic transistors. We proposed an analysis model of electrical characteristics of MBOT that indicates the maximum fT could be the order of megahertz. |
◆日本画像学会コニカミノルタ研究奨励賞講演 (6月11日/June 11) (Commemoration Lecture of Konica Minolta Research Encouraging Grant) |
| A-34 | 可逆性感熱型発光材料/セキュリティ技術のための次世代材料の研究 |
| | Thermoreversible luminescence recording materials/ Next generation recording materials for security technology |
| | 渡辺 敏行1, 寺山 直毅1,平田 修造2 |
| | (1東京農工大学, 2九州大学) |
| | Toshiyuki Watanabe1, Naoki Terayana1,Shuzo Hirata2 |
| | (1Tokyo University of Agriculture and Technology2Kyushu University) |
| [概要] | 我々は熱履歴により、発光・消光を可逆的に制御できる非破壊読み出しが可能な材料システム(TRF)を開発した。この材料の蛍光情報記録は高分子中に分散された、顕色剤、ロイコ染料間の熱履歴による凝集構造変化が誘起する蛍光色素、ロイコ染料間の共鳴励起エネルギー移動に基づいている。 また、材料中の色素の熱運動を抑制し、室温でも寿命の長いりん光発光が可能となる材料システムを見出した。この材料中で色素を取り囲んでいるマトリックスの熱運動の抑制、酸素バリヤ性の向上、色素の重水素化により、りん光寿命が数秒以上になることを見出した。この長寿命有機りん光材料を用いた認証技術について紹介する。 |