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[ WS-4 ] ICJ2010ワークショップ 4
3次元可視化技術で電子写真シミュレーションはどうかわるか?
How will 3-Dimensional Visualizing Technology Change EP-Simulation?

電子写真シミュレーションの今後の可能性へ(企画の概要)

近年のコンピュータの高速化に伴い、電子写真のシミュレーションも3次元計算があたりまえの時代になってきました。さらに大ヒットした映画アバターに見られるように、3次元可視化技術も大きな進化を遂げており、単なる物珍しい技術から、現実を体感できる技術、工学的にも使える技術へと成長しています。3次元可視化技術とトナー挙動の3次元シミュレーションが融合したときに、どのような世界が体感できるか?あたかもトナーの目線で現像や転写挙動を観察できるのか?そして電子写真シミュレーションがどう変わっていくか?・・・話題は尽きません。当日は、サイバネットシステム社様とクリスティ・デジタル・システムズ社様のご協力のもとで、実際に粉体シミュレーションの3次元可視化を体感していただき、3次元可視化技術と電子写真シミュレーションの今後の可能性を討論したいと思います。

Staff(企画、進行)

企画者:門永 雅史 (株式会社リコー画像エンジン開発本部)
Planner: Masami Kadonaga, Ricoh Company, Ltd.
司会者:川本広行(早稲田大学理工学術院)
Facilitator:Hiroyuki Kawamoto, Waseda University

Topics

発表1:3次元可視化技術の現状
吉川 慈人,サイバネットシステム株式会社
Yoshihito Kikkawa, Cybernet Systems Co., Ltd.

発表2:磁性キャリアによる穂立ち形成過程の3次元シミュレーション
中山 信行,富士ゼロックス株式会社 基盤技術研究所
Nobuyuki Nakayama, Key Technology Laboratory, Fuji Xerox Co., Ltd.

発表3:各種現像方式におけるトナー挙動の3次元計算
仲野 正雄,キヤノン株式会社 総合R&D本部
Masao Nakano, Corporate R&D Headquarters, Canon Inc.

粉体シミュレーションの3次元化映像を体感(企画趣旨説明)

3次元可視化技術は実際に体感しないとその効果はわかりません。専用の装置がない状況では映画館に足を運ぶしかありません。でも・・・映画館では、緑色したアバターやピエロのようなジョニーデップの映像は見えますが、粉体シミュレーションがどのように表現されるかはわかりません。本ワークショップでは、実際の電子写真シミュレーションの3次元化映像を体感し、その迫力を参加者全員で共有したいと思います。さらにMicroAVSで可視化可能な計算結果ファイルをお持ちの方は、会場に持参していただければその場であなたの計算結果を3次元化することも可能です! しかしながら、単に3次元映像を見るだけでは単なる見世物になってしまいます。この可視化技術をどのように活かせば、よりシミュレーションの世界が広がっていくか、今まで見えなかった現象が理解できるようになるのか、ざっくばらんに意見交換を行いたいと思います。

●内容
1 3次元可視化技術の現状(Topic 1)
3次元可視化技術の現状をサイバネットシステム社の吉川氏に紹介していただく。電子写真にとらわれることなく、現在の3次元技術の最先端、装置概要、原理等を、デモを交えながら説明していただく。

2 事例紹介(Topic 2,3)
既に学会等で報告されているキャリア穂立ち過程や現像時のトナー挙動過程を3次元で可視化し、参加者にその効果を実際に体感してもらう。

3 参加者持参の計算結果のデモ
参加者がAVS用の3次元可視化ファイルを持参している場合には、そのファイルをその場で3次元化して上映し、体感してもらう。(要事前連絡)

4 討議と他の事例紹介
可視化方法の討議、例えば、電位分布とトナーの動きを連携させてみせたらどうなるか? 粉体を色分けして表示するとどうか? などを参加者から提案してもらい、可能であればその場でデモを行いながら、その効果を確認する。時間に余裕があれば、用意した他の事例も紹介する。

●可視化の様子
クリスティ・デジタル・システムズ社様のショールームにて行ったデモの様子です。当日もこのような雰囲気になると思います。


参加登録について

ワークショップの参加資格は日本画像学会員、または維持会員です。非会員の方の参加は事前または同時に入会申請していただくことで参加可能です。参加申込は事前参加登録をお願いいたします。フォームはICJ2010参加登録と共通です。「ICJ2010参加登録」の書式に従い、必要事項をe-mail本文にご記入の上、5月30日(日)までに下記メールアドレスへ送信してください。
宛先: event@isj-imaging.org
件名: ICJ2010参加登録
本文: 下記書式に従い、必要事項をご記入ください。

事前登録により定員に達し次第、申込の受付を締め切らせていただきますのでご了承ください。
下記テキストをメール本文にコピーしてご利用ください。
ICJ2010参加登録
参加イベント:WS-4
氏名:
勤務先・学校名:
資格:正会員/維持会員/学生/非会員
会員番号:
電話番号:
ファイル持込有無:
伝言等:
「参加イベント」、「資格」は該当するもののみを残してそれ以外は削除してください。
正会員・維持会員・学生会員の方は、会員番号(維持会員は維持会員証番号の枝番まで)をご記入ください。
維持会員証は1枚につき1名様でご使用ください。(維持会員証については、各社の日本画像学会連絡窓口ご担当者様にお問い合わせください)。
自分の計算結果を3Dで可視化したい場合、ファイル持込有無に”有”と記載してください。

発表概要

講 師題目&要約
吉川 慈人
サイバネットシステム株式会社
「3次元可視化技術の現状」
1.はじめに
3次元の数値解析結果や実験計測結果の可視化では,2次元画面に投影するために,前後の位置関係がわかりにくくなるが,立体視により,奥行き感が把握でき,現象の理解が促進される(図 1).本セッションでは,立体視用プロジェクターを用いての可視化の立体視デモ,最近の立体視システムのハードウェア環境およびソフトウェア環境を紹介する.
2.ハードウェア環境
右目用/左目用の視差画像を作り,それぞれ,右目/左目で見ることで立体視ができる.右目用の画像を右目のみ,左目用の画像を左目のみで見ることが重要であり,いくつかの方法がある.デモで用いるシステムは,アクティブ方式と呼ばれるもので,左右の目の画像を高速(100Hz程度)に切り替えてプロジェクターで投影する.その映像を液晶シャッターメガネで,同期をとって左右を切り替えて見ることで立体視が可能となる.今回は紹介できないが,観察者の位置をフィードバックするセンサを用いて,箱形複数面のスクリーンに立体投影する没入型バーチャルリアリティシステムも効果的である.
3.ソフトウェア環境
ユーザーにとっては,普段のデスクトップPC上での可視化作業がそのまま立体視できることが望ましいが,最近ではドライバーソフトで簡単に対応できるようになってきた.デモでは,PC上で動作する汎用可視化ソフトウェアMicroAVSの立体視機能を用いる.
中山 信行
富士ゼロックス株式会社 基盤技術研究所
「磁性キャリアによる穂立ち形成過程の3次元シミュレーション」
1.はじめに
 二成分磁気ブラシ現像では,粒径数10umの磁性粒子が相互に磁気的作用を及ぼして形成したブラシ(穂立ち)を利用する.現像性能に影響する穂立ちの特性を検討するため,3次元個別要素法による数値シミュレーションを行った.
2.穂立ち形成シミュレーション
 磁性粒子をコイル上に配置して,所望の磁界を印加した際の挙動を解析した.磁性粒子は上方に飛散しながらクラスタを形成し,落下して穂立ちが形成される.穂立ちの様子を図2に示す.穂立ち形成過程や穂立ち特性を再現し,設計パラメータとの関係を定量的に検討することが可能である.3D可視化技術により,新しい知見が得られることを期待したい.
仲野 正雄
キヤノン株式会社 総合R&D本部
「各種現像システムにおけるトナーの挙動の3次元計算」
1.はじめに
本セッションでは,3次元現像プロセスシミュレーションを用いて,非磁性非接触一成分現像,磁性一成分非接触現像,二成分現像における現像ギャップ中のトナー挙動の違いを報告する.
2.解析結果と考察
計算結果を図に示す.各現像方式での大きな違いは,現像空間内で現像に関与するトナー粒子の数であり,トナー間に働く静電反発力,キャリアがもつ逆極性電荷の影響などが複雑に影響する.3D可視化技術により,この複雑な現象がわかりやすくなるか興味深いところである.

会場へのアクセス


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