9月16日、2036年のプリンティングを4つ考えます──第6回 Imaging NEXT サマースペシャル

10年後、みなさんの仕事はどうなっていると思いますか。

来週の水曜日、9月16日の午後、水道橋でワークショップをやります。第6回 Imaging NEXT サマースペシャルです。半日、いっしょに10年後のプリンティングの話をしませんか。

会場には、テーブルを4つ並べておきます。テーブルごとに、「2036年のプリンティングは、こうなっているかもしれない」という短い物語をひとつずつ置いておきます。4つの物語は、それぞれちがう未来です。どれが当たるかは、ぼくにも分かりません。「もしこうなったら」を考えてみる場です。

来た方には、4つのうちのひとつを受け持ってもらいます。受け持つと言っても、そのテーブルの物語を読んで、「この未来だと、自分の仕事はどう変わるだろう」を考える係、という意味です。準備も発表もありません。そこは気楽にしていただければと思います。

あとの3つのテーブルは、お茶を片手に、ぶらぶら見て回ります。回った先では、「もしこうなったら、うちの仕事はどうなるかなあ」を、そこに居合わせた人としゃべります。3つ回ったら、自分のテーブルに戻ってきます。

出てきた案を、2つに分けます

4つ見て回ったら、「じゃあ、明日からこうしようか」という案をみんなで出し合います。案といっても、「いまのインクを、紙以外の素材に一度打ってみる」くらいの大きさのものです。

出てきた案を大きな紙に並べて、2つに分けます。ひとつは、4つの未来のどれが来ても役に立つ案です。もうひとつは、ある特定の未来が来たときにだけ役に立つ案です。

「これはうちの分野の話だよなあ」と思っていた案が、ちがう分野の人の口から、別の未来の話として出てきます。ひとつの未来でしか使えないと思っていた案が、じつは3つの未来で使える案だった、ということが起きます。ぼくはこの時間が好きです。

どの未来でも使える案は、明日から始めていい案です。どの未来が来ても使えます。ある未来でしか使えない案は捨てずに、「何が起きたら、これを始めるか」という合図を決めておきます。たとえば「お客さんから、紙以外の素材への印刷を初めて頼まれたら始める」というように。合図を決めておけば、あとは落ち着いて待てます。

帰るときに、手帳に2行書いていただきます

帰る前に、手帳に2行書いていただきます。1行目に、明日から始めることをひとつ書きます。2行目に、これから気にかけておく出来事をひとつ書きます。

2行目は、さっきの「合図」のことです。「お客さんから紙以外への印刷を頼まれた」のような、起きたかどうかが分かる出来事を書きます。この2行を持って帰っていただきます。書くのは2行ですが、半年後の自分に何か残ると思っています。

いろんな分野の方に来てほしいと思っています

ぼくも、ひとりでやってみたことがあります。未来を4つ描いたつもりが、4つとも自分の担当分野から見た未来でした。プリンター本体を作っている人と、インクヘッドを作っている人と、インクやトナーを作っている人では、同じ「10年後」でも思い浮かべる中身がちがいます。用紙や部品や周辺機器のメーカーの人、大学の研究室の人が混ざると、もっと変わります。だから、いろんな分野の人に来てほしいと思っています。みなさんが見ている10年後を、聞かせていただけたらうれしいです。

同業他社の方が隣に座る日でもあります。自分の会社の外から見た10年後が、いちばんよく見えると思います。個人としての見立てを話します。会社の中の話は持ち出しません。その約束を、最初にみんなで確かめてから始めます。

未来を当てにいかない理由は、前回の記事に書きました。よろしければ、そちらもご覧ください。

気軽にご参加ください

ワークショップがはじめての方も、毎回いらっしゃいます。当日は、話して、聞いて、思いついたら紙に書きます。隣の人の話に「うちも同じです」と相づちを打つところから始まります。

手ぶらでどうぞ。事前に読むものはありません。ひとつだけ、「いまの自分の仕事で、10年後も残っていそうなもの」を、道中にでも考えておいてもらえるとうれしいです。たとえば「インクを狙った場所に正確に落とす技術は、10年後も残っていそうだ」のような、思いつきで構いません。当日しゃべっているうちに出てくることも多いです。

13:30から17:30まで、通しでの参加をお願いしています。同じ顔ぶれで最後まで話す組み立てにしているからです。歩き回るのがしんどいときは、自分のテーブルに残って、回ってきた人の話を聞く役に替われます。座ったままでも参加できます。

おひとりでもどうぞ。席はこちらで決めます。同じテーブルの数人と半日過ごすので、だんだん話しやすくなります。

第6回 Imaging NEXT サマースペシャル

  • 2026年9月16日(水)13:30〜17:30
  • どなたでもご参加いただけます
  • 会場:水道橋・貸会議室内海 301会議室(東京都千代田区神田三崎町3-6-15 別館内海ビル)/現地会場のみ
  • テーマ:2036年、プリンティングはどうなっている? 4つの未来を歩き、明日の一歩を決める
  • 参加費:日本画像学会・日本写真学会・日本印刷学会・画像電子学会の会員 2,000円/それ以外の方 4,000円
  • お申し込み: https://questant.jp/q/ImagingNEXT_06 (締切 9月14日(月)17:00)
  • 終了後には情報交換会も予定されています(参加は任意・会費は別途)

詳細は第6回 imagingNEXT 開催のご案内をご覧ください。

今週の、小さな一歩

「いまの仕事で、10年後も残っていそうなもの」を、ひとつ思い浮かべて、手帳の隅に書いておいてください。9月16日に来られない方も、これは手元に残ります。半年後に読み返すと、いま自分が何を残ると思っていたかが分かります。

9月16日の13時半、水道橋でお待ちしています。お会いできるのを楽しみにしています。申し込みは9月14日(月)17時までです。

※本稿はぼく個人の見解であり、学会の公式見解ではありません。

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