複写機遺産第04号

コニカ  U-Bix 480

製造年 :1971年
方 式 :間接乾式電子写真方式
複写速度:8枚/分(B4)
所在地 :東京都八王子市 コニカミノルタ株式会社 東京サイト八王子

【学会誌へのリンク】
58 巻 1 号 p. 77-79 (2019)
https://doi.org/10.11370/isj.58.77

コニカ最初のPPC,U-Bix480は,1970年ビジネスショーで発表,1971年1月に発売された.国産技術による最初の間接式乾式電子写真複写機として,また,優美な画質さらに,コピーコストが従来の半額という低価格が大きな反響を呼んだ.

当時のPPCは,感光体の現像にカスケード方式を用いることが主流であり,タイプライターや印刷文字などの線画像に対応するものであった.酸化亜鉛感光体と磁気ブラシ現像方式を採用したこの機械は,B4毎分8枚の複写速度で階調画像やべた黒,すなわち写真や鉛筆による手書き文字を複写できることが大きな特長であった.

このU-Bix480の開発は,ゼロックス特許をいかに回避するかの戦いでもあった.シート状の酸化亜鉛感光体がマスターキャリッジの両面に取り付けられた独自の構造になっている.光学系は露光用ハロゲンランプ,Vミラーと屋根型プリズム付レンズで構成されている.帯電極も光学系と一体で動き,原稿の走査と同時に感光体の帯電,露光が行われる.走査が完了するとマスターキャリッジが回転し,現像,転写,分離,クリーニングなど,一連のプロセスが行われる.分離はサクションヘッドの搖動により,クリーニングは,クリーニングランプとファーブラシで行われている.定着は非接触の熱板式を用いている.

 
 


 
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