
画像技術,および画像関連技術に従事される研究者,技術者で,日本画像学会の個人会員(正会員,学生会員)の入会をご検討されている方に,日本画像学会の特徴,入会メリットをご紹介するページです.
日本画像学会とは
「一般社団法人 日本画像学会」は画像の基礎と応用に関する情報交流を行い,画像技術の進歩と発展を目指す技術者,研究者の集まりです.
1958年に電子写真学会として発足して以来,電子写真,デジタルプリンティングに関する新しいデバイスやプロセス,材料,画像処理などの分野での実用的な技術開発と,画像科学に関する基礎学問の発展に貢献し,爆発的に増殖する画像情報の出力処理を支える産業界とともに成長し続けています.
「画像情報を実体化するワクワク感」がイメージングの原点
プリントボタンを押して,印刷物が出力されるまでの,ワクワク,ドキドキ感ってありませんか.そして,ちゃんとプリントされて出てきた時の幸福感がたまらないですよね.コピー機やプリンターは最も身近 な「生産装置」です.自分のイメージしたものが形となり、伝える相手に想いが届きますように.イメージング技術の出発点がここにあります

それって理にかなってるの?「たこつぼ」から抜け出て答えを探そう
同じ組織,同じ職場で研究開発を続けていると,次第にそこでしか意味をなさない価値観に支配されて発想が行き詰まったり,客観的,学術的な意味を見失ったりしてしまいがちです.そんなとき,学会に参加して組織外の学識者との学術的議論に持ち込んでみましょう.きっと新しい着想,新しい自分が見つかるはずです.

プリンティング産業の発展を創生期から見守り続けてきた日本画像学会だから
「これは企業秘密だから発表できない」と学会発表をあきらめていませんか.発表する時期やタイミングの問題はありますが,あなたが組織内で成しえた成果の内,あなた固有の着想や工夫に由来する貢献ポイントを整理して論ずることは,あなたにとっても,組織にとっても,社会全体にとっても価値のあることです.日本画像学会は,そんな企業に属する技術者を長年サポートしてきました.安心して参加してください.

会員構成
正 会 員:本学会の目的に賛同して入会した個人
学 生 会 員:本学会の目的に賛同して入会した学生
名 誉 会 員:特に功労があり理事会が推薦した個人
維 持 会 員:本学会の事業を賛同するために入会した個人及び団体
主な会員特典
個人会員(正会員,学生会員)の特典:
1.日本画像学会誌(年6回)が無料で配布されます
2.講習会、年次大会、シンポジウム、技術研究会などに会員価格で参加できます.
3.年次大会(研究討論会)への登壇,学会誌への論文投稿の資格が与えられ,優れた業績には論文賞,研究奨励賞などの表彰が受けられます.
4.テストチャート、標準現像剤、バックナンバー等の頒布品が会員価格になります。
5.「imaging NEXT」等,個人会員を優先した催しに割引料金で参加できます。
維持会員の特典:
1. 学会誌を1口当り2冊,発行日に送付いたします.
2. 年次大会,シンポジウム,講習会,研究会等が1口当り2人まで会員価格で参加できます.
3. テストチャート,標準現像剤,バックナンバー等の頒布品が会員価格になります.
4. 評議員として評議員会に出席し,学会に意見を述べることができます
主な活動内容
イメージングで新たな価値を生み出し続ける底力:各種イベント紹介
★研究討論会(Imaging Conference JAPAN)があなたをイメージング技術の最先端にご案内します(年2回開催)
「オーサーズインタビュー」が何かと嬉しい
日本画像学会では,研究討論会をはじめとする発表形式の催しの多くで,講演時間内のQ&Aに加え「オーサーズインタビュー」の時間を設けています.講演後に登壇者と聴講者が質疑や意見交換を行う場として登壇者からは『発表に対する聞き手の反応が得られた』『発表内容で不十分な箇所に気付けた』聴講者からも『講演会場では質問しづらいことが詳しく訊けてよかった』と好評です.職場への報告のネタとしてもご利用いただいています.

★技術講習会は、イメージング技術の基礎の習得と応用力の養成をサポートします。
講師陣はイメージング関連企業の技術者が持ち回りで担当.各社の特色も交えた講義が魅力です.

★技術研究会では、専門領域での深い理解と新たな気づきを探索しましょう。
技術委員会の下に専門技術分野ごとの技術部会があり,それぞれの分野の技術トレンドを分析して研究会が企画されます.
【日本画像学会誌】
画像分野ならびに画像関連分野における理論的,実験的な研究報告や解説記事を掲載発表する「日本画像学会誌」を年に6回(隔月)刊行しています.

より速く、より美しく、たゆまぬ進化を支え続ける:選奨制度紹介
本学会の対象とする領域における学術または関連技術の発展に関し,業績ある方を表彰または奨励するための選奨事業を行っています.
学会賞:特に独創性に富む創案,技術開発を行った方
功労賞:学会の運営に功労のあった方
論文賞:日本画像学会誌に発表された優秀な論文著者
研究奨励賞:若手研究者の奨励のため,年次大会で優秀な研究発表講演を行った登壇者から選出されます
技術賞:独創性に富み優れた実用性が実証された技術の開発者に贈られます
技術研究賞:長年にわたって優れた技術成果をあげた方
会長特賞:会長より本学会に貢献・功労があった方
フェロー:高い業績と専門分野への貢献が認められた方にフェローの称号が授与されます.


そのほか,年次大会(ICJ)での優れた発表に対してベストポスター賞,編集委員長賞などが設けられ,大会会場にて表彰が行われます.
技術分野
画像とは
本学会で扱う「画像」には英語の”Imaging”という語を充てています.文字どおり訳せば「画像を作る」「結像する」となり,紙などの表示媒体上に,着色された物体や発色する物質を,さまざまな物理現象を駆使して人為的に並べることで,人が画像と認識できる状態のものを作りだす技術を指します.そのための作像プロセス技術とそれを支える材料技術,制御技術,解析技術,画像処理技術,画像品質を測る画像計測・評価技術,さらには人間にとっての画像の見え方や画像情報の認識能力の研究や,作像プロセスを画像以外のものづくりへ展開する研究などを本学会のスコープとしています.
本学会が扱う技術分野

電子写真:プロセス・デバイス,機能材料,制御技術など

インクジェット:ヘッド構造・駆動,プロセス,インク材料など

ダイレクトマーキング:サーマル記録,トナーマーキングなど

トナー/有機電子材料: 現像剤,感光体,有機エレクトロニクス他

画像処理:画像圧縮,カラーマネジメント,画像判別など

画像感性:色知覚,画像認識,質感知覚,画像感性評価など

電子ペーパー,フレキシブルデバイス: ウェアラブルセンサーほか

3D・4Dプリンティング: 3D造形,Additive Manufacturing (AM)等

デジタル ファブリケーション: プリント技術応用による製造・生産

シミュレーション:流体解析,熱・電磁場解析および連成解析など

MBD(モデルベース開発): 作像プロセス設計/ハード設計への実践支援

環境・グリーンテクノロジー: 省エネ,リサイクル,廃棄物削減など
ご入会のお勧め
プリンティング関係の業務に携わる方はもちろん,その周辺を含めて広い分野の研究者,技術者の皆様にご入会をお勧めいたします.
■ 個人会員になるには
個人会員になりますと,研究成果の発表の場として,年次大会(研究討論会)への登壇,学会誌への論文投稿ができ,優れた業績は論文賞,研究奨励賞などの表彰が受けられます. また,個人会員を優先した催しに割引料金で参加できます.個人での入会をご希望の方は,学会ホームページから「お知らせ」「入会案内」にアクセスし,「入会申込書」に必要事項を入力し,事務局宛てにメールで送信してください.
★ご入会手続きのご案内はこちら>>How to Join Us
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