キヤノン NPカラー
世界初NPフルカラーアナログ普通紙複写機
The world’s first NP full-color analog plane paper copier

製造年 :1978年
方 式 :乾式電子写真キヤノンNP方式
複写速度:カラー:5枚/分(A4)
モノクロ:15枚/分(A4)
所在地 :茨城県取手市 キヤノン株式会社 取手事業所ショールーム

【学会誌へのリンク】
61 巻 4 号 p. 330-333 (2022)
https://doi.org/10.11370/isj.61.330
1973年 10月,キヤノンはNPフルカラーアナログ普通紙複写機「NPカラー」を発表,その後5年余の改良検討を行ない,1978年3月にカラーコピーサービスを開始した.
NPカラーは,世界初の本格的なピクトリアル画像が得られるカラーPPCであり,写真や印刷に匹敵する画質のカラーコピーを手軽に普通紙で手に入れられる新市場を開拓した.1983年7月には「NPカラーT」を製品化,発売している.
NPプロセスは,カメラの露光センサーとして使用していたCdSを光導電層として使用し,感光層の上に絶縁層を被覆する感光体を使った画像形成プロセスである.
NPプロセスのカラー化は,CdSのパンクロマチックな分光感度特性を活かし,カラー原稿に当てた光を色分解フィルターで3原色に分解,感光ドラム上での潜像形成,現像を経て,Y,M,C順に転写ドラム上の紙に転写することで達成している.
NPカラーは,フルカラーに要求される基本的特性である階調性と色再現性の良さが評価され,実質的にカラーPPCの先駆的役割を果たすとともに,画質面でアナログ方式カラーPPCの頂点を築いた.
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