富士フイルムビジネスイノベーション
富士ゼロックス813
普通紙複写機史上最初の卓上型複写機
First desktop plain-paper copier in history

発売年 :1966年
方 式 :乾式電子写真方式
複写速度:15枚/分 (最大B4)
所在地 :神奈川県海老名市 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 海老名事業所

【学会誌へのリンク】
65 巻 4 号 掲載予定 (2026)
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/isj/-char/ja
【富士ゼロックス813の特徴・由来】
富士ゼロックス813(以下813)は1966年に国内でレンタルが開始された機種で,普通紙複写機として初の卓上型複写機に位置づけられる.「机のそばで手軽に簡単にコピーを取りたい」というカールソンの夢を背景として,813の開発は,広範なオフィス需要を見込んで当時主力であった富士ゼロックス914よりも早く着手された.しかし,ゼログラフィーの複雑な工程を小型化することに難航し,結果的に914より遅れて市場導入された.
米国で開発された本機は,欧米市場の 需要に合わせてA4専用機として設計 されていたが,B4の需要が高い日本国内 に向けたB4対応は,小型機であるために困難が予想された.しかし,富士フイルムビジネスイノベーション(当時は富士ゼロックス)では1965年3月にB4対応の改造試作を開始し,同年10月に試作機第1号が完成して,B4化に成功した. 本機では,挿入されたドキュメント (原稿)をドラムに巻き取り,これを繰り返し回転させ連続コピーを可能にするマルチプル・コピー(リピート機構)が,富士ゼロックス独自の技術として導入された.また,本機は,セレン感光体を用い,帯電・転写にコロトロン,現像にスチールキャリアを用いた二成分カスケード現像,搬送にはバケットコンベア方式を採用している.更に,ウェブクリーニングやオーブン定着方式も特徴として挙げられる.
富士ゼロックスは,米国ゼロックス社の登録商標または商標です.
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