2025年度 第3回 ISJ技術研究会 (通算第165回)

電子写真技術研究会

新しい価値を創出するプリンティング技術

~オフィス/プロダクションで多様化する市場のニーズに応えるために~

近年、働き方や消費行動の変化により、オフィスやプロダクションの現場では、より多様で柔軟な対応が求められるようになっています。こうした市場のニーズに対し、プリンティング技術は新たな価値を創出する可能性を秘めています。
今年度のテーマは『新しい価値を創出するプリンティング技術~オフィス/プロダクションで多様化する市場のニーズに応えるために~』で、最新の製品搭載技術の事例を集めています。 技術研究会では、プリンティング技術がどのように市場の変化に応え、ビジネスの可能性を広げていくのかを、皆さんと共に議論する場を設けています。製品開発に携わった開発者の「想い」を共有して,更に新しい価値を見出していきましょう。

■開催日時: 2026年 2月 6日 (金) 10:00~17:00 (受付開始 9:30~) 予定

■場  所: ユニコムプラザさがみはら

      (小田急線相模大野駅より徒歩2分)

       相模原市南区相模大野 3 丁目 3 番 2 号 bono 相模大野サウスモール 3 階

         URL: https://unicom-plaza.jp/access/index.html

■開催方法: 会場とオンライン (Zoom meeting) のハイブリッド開催

■プログラム

時間題目講演者所属
10:00-10:05実行委員長 挨拶
110:05-10:35フルフロントアクセスの実現で設置スペースや印刷にかかわる
作業負荷を削減させたLBP810sの紹介
大久保 尚輝
八木 靖貴
キヤノン株式会社
210:40-11:10再生複合機における環境性能と高品質と低価格への取り組み櫛田 秀樹キヤノン株式会社
311:15-11:45省スペース/小型化ニーズに応える作像技術の発展大平 達也エトリア株式会社
11:50-12:10オーサーズインタビュー
12:10-13:10お昼休憩
413:10-13:40クリーナレスでの高速・長寿命達成
ー進化の歴史と現在位置ー
平野 草太
住田 純也
ブラザー工業株式会社
513:45-14:15ノンストップ・オペレーションと多彩な色再現:
C14010Sが拓く高品質・大量印刷の未来
市川 敦士
沖津 俊太
奥野 央志
コニカミノルタ株式会社
614:20‐14:50小型 LED プリントヘッドの高画質化技術粕谷 洋介富士フイルムビジネス
イノベーション株式会社
714:55-15:25加水による多数枚針なし綴じ技術の開発杉山 恵介
佐々木 圭
瀬戸 一貴
エトリア株式会社
815:35-16:35パネルディスカッション全講師
16:35-16:40電子写真技術部会主査 挨拶
16:40-17:00オーサーズインタビュー(会場のみ)

■アブストラクト

フルフロントアクセスの実現で設置スペースや印刷にかかわる作業負荷を削減させたLBP810Sの紹介
八木 靖貴、大久保 尚輝(キヤノン株式会社)

【概要】 省スペース化は、限られた設置環境における機器導入の最適化において重要な設計要件である。従来機では、トナーカートリッジや部品交換のために本体周囲に保守作業領域を確保する必要があり、設置後の運用に制約が生じていた。本稿では、前面アクセス構造の採用と保守領域の最小化により、設置自由度と保守性を両立させるための電子写真プロセスおよびメカ設計の観点からのアプローチを提案し、省スペース化と作業負荷低減の実現可能性を示す。
再生複合機における環境性能と高品質と低価格への取り組み
櫛田 秀樹(キヤノン株式会社)

【概要】 キヤノンでは使用済の複合機を回収し再生複合機として市場に提供する事業を展開。「環境性能」「高品質」「低価格」を実現するため「工程の標準化」と「品質保証の統一化」というキヤノン複合機の標準生産方式に「市場稼働時のデータ活用」を加え、再生複合機の標準生産方式を確立。交換部品や再生方法、品質保証基準を統一化により、どの市場回収機でも同じ品質を維持しながら、高いリユース率と低コストを実現する再生複合機の生産を実現した。
省スペース/小型化ニーズに応える作像技術の発展
大平 達也(エトリア株式会社)

【概要】 近年、オフィス環境においては限られた設置スペースの有効活用や業務効率の向上が求められており、それに対応したコンパクトかつ多機能な複合機へのニーズが高まっている。特に中小規模のオフィスや個別業務スペースでは、設置面積を抑えながらも、高い出力性能と多機能性を両立する装置が求められている。本報では、これらのニーズに応えるべく開発したRICOH IM C320Fで用いた技術について紹介する。
クリーナレスでの高速・長寿命達成 -進化の歴史と現在位置 -
平野 草太、住田 純也(ブラザー工業株式会社)

【概要】 ブラザー工業のレーザーエンジンは、1996年から現像同時クリーニング方式によるクリーナレスシステムを採用している。本システムは、転写残トナーを再利用できる、廃トナーBOXが不要といった利点があるが、紙粉や遊離外添剤が感光ドラム表面に残ることによる画像乱れが発生しやすく、長年の課題である。残留物の課題に対するシステム開発の歴史および最新機の技術成果を報告する。
ノンストップ・オペレーションと多彩な色再現:C14010Sが拓く高品質・大量印刷の未来
市川 敦士、沖津 俊太、奥野 央志(株式会社リコー)

【概要】 コニカミノルタはHPP領域に向けて2025年にAccurioPress C14010Sシステムをリリースした。C14010Sは白色トナーを搭載し、多様な紙種に対して高精細な色再現を実現する。また、新たに展開するインテリジェントメディアセンサー(IM-104/105)とインテリジェントクオリティオプティマイザー(IQ-601)との連携により、自動化・スキルレス化を促進し、”止まらない印刷機”を実現し印刷会社のPV増へ貢献する。本発表では、C14010Sシステムの色再現と止まらない機械を実現した技術と、それらによって提供される印刷ワークフローについて紹介する。
小型 LED プリントヘッドの高画質化技術
粕谷 洋介(富士フイルムビジネスイノベーション株式会社)

【概要】 近年、印刷業界では業務効率化や高付加価値化のためにデジタル印刷機への期待が高まり、さらなる高画質化と、小型かつ設置性に優れた設計が求められている。その実現のため、露光手段としての従来のスキャン方式より小型であるLEDプリントヘッド(LPH)の採用が拡大しているが、印刷用途に適した画質適性を得る必要がある。本講演では、LPHの高画質化を実現するための課題の一つである、振動に起因するバンディングの発生メカニズムを解説する。また、この課題を解決するための振動低減技術として、動吸振器の仕組みと効果について紹介する。
加水による多数枚針なし綴じ技術の開発
杉山 恵介、佐々木 圭、瀬戸 一貴(エトリア株式会社)

【概要】 複合機の後処理装置の主要機能である「綴じ処理」において、環境や安全性への配慮から金属針を使わない「針なし綴じ処理」が市場に展開されている。綴じ可能枚数においては、5枚綴じから始まり、技術向上により10枚綴じまでが製品化されていた。さらなる枚数向上が求められていたが、従来技術の延長では少数枚綴じと10枚を超える多数枚綴じを両立させることは困難であった。そこで、用紙の綴じ部に水を付与して圧着する「加水+圧着」技術を開発し、針なし綴じ処理での綴じ可能枚数20枚を実現した。

■対  象: イメージング関連事業で、電子写真に関わる技術者の方。

       プリント技術が生み出す新しい価値創造を目指している方

■参 加 費: 会員・維持会員・協賛学会員 (不課税) 7,000円
       非会員 (課税) 11,000円 (うち消費税1,000円)
       学生 (不課税) 2,000円

           (会員証、維持会員証を提示願います)

■参加登録について

 下記のURLまたはQRコードからお申し込みください。

・申し込み締め切り日: 2026 年 1 月 30 日 (金)

・参加登録返信メールに添付している請求書に従って事前振り込みをお願いします。

・参加費を振り込まれた方に参加URL とテキストpdf を送付します。

    

*2月3日までに参加費のお振込みがないか、お振込みをされた方の確認が出来ない場合、参加のためのURL などのご連絡が出来なくなりますのでご注意ください。

(別の支払方法をご希望の場合はWeb 参加登録後、学会事務局にお問合せ下さい)

■主  催: 一般社団法人 日本画像学会

      〒 164-8678 東京都中野区本町-9-5 東京工芸大学内

      ℡:03-3373-9576、Fax:03-3372-4414

      URL: https://www.imaging-society-japan.org/www/jp/

■協  賛: 日本印刷学会、画像電子学会、日本写真学会

■企画運営: 日本画像学会 技術委員会電子写真技術部会
 
 


 
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