会長メッセージ2007年

北村 孝司
【イメージングビジョン作りへの取り組み】

(日本画像学会誌、Vol.46, No.1(2007) 「巻頭言」より)

 

 昨年の6月に開催された学会総会にて指名を受け本学会会長に就任しました。歴史ある本学会の舵取り役として責任を感ずると同時に大変光栄に存じます。さて、本学会はここ4年間で事務体制の確立、財務の基礎を確固たるものにし、年次大会名をJapan Hardcopy から Imaging Conference Japanへと改名し、取り扱う技術分野の拡大を行いました。さらに、学会誌のデジタル化を進め、いつでも学会誌をネットで閲覧できるようにしました。そして、ホームページの充実や電子メールによる会員の皆様への情報提供などサービスの充実を図ってきました。おかげさまで会員数も僅かではありますが増加しております。

 

 学会は画像産業を支える学問や技術に関する討論を行う場を提供すると同時に、いつも前進する姿勢を打ち出したいと考えております。電子写真やノンインパクトプリンティング技術のさらなる発展を目指して、取り組むべきことはどのようなものでしょうか。新たな技術分野として議論を進めている電子ペーパーやデジタルファブリケーションを大きな技術の柱として育てるためにはどのような取り組みが必要でしょうか。このような皆さんが普段考えていることを議論し、会員の皆様と一緒にイメージングビジョン作りに取組みたいと思います。この取り組みをもとに、これからのイメージングの新しい時代を作るために5年、10年先を見据えた新しい技術の芽を育てることを行いたいと考えています。

 

 2008年には本学会は創立50周年を迎えます。この記念事業の準備に取り組みます。まず、第3回Pan Pacific Imaging Conference国際会議を開催いたします。外国の研究者と気軽に討論、交流する良い機会です。この国際会議を通じて学会のグローバル化、特にアジアを中心とした国々との連携を強化して行きたいと思います。さらに記念事業として、書籍の出版を行います。電子写真やノンインパクトプリンティングに関する蓄積された技術をわかりやすく記述し、シリーズとして出版する予定です。

 

 何よりも会員の皆さんに役に立つ、魅力あふれる学会でありたいと思っています。今後も、皆様のご協力をお願い申し上げます。